学ぶことが人生

勉強が大好き。40過ぎても勉強。語学、読書、仕事等を通した勉強の記録。

ジョギングを毎日続けるこつ

「続ける技術」「習慣化の力」といった言葉が流行しているが、何か新しいことを始めようとしてもなかなか続かないという多くの現代人の悩みを象徴している。情報量が多い現代、みんないろいろな人を見て、「私もやってみたい」「私にもやれそう」と思って始める。でも結局やれなくてやめてしまう。次に別のことを始めるがそれもやっぱり続かなくてやめてしまう。

私も例外ではない。飽きっぽい性格なので、いろいろなことにチャレンジしたがなかなかものにならず、習慣化するコツを知りたいと思って、いろいろ本を読んだりブログを読んだりして情報を集めた。おかげで習慣化する技術は学べた。大体同じことが書いてあるので。スモールステップに分ける、毎日していることに組み込む、などなど……。そういったメソッドで習慣化できる人はそれでいいと思う。

私の場合、習慣化に失敗したこと……ダイエット、節約(家計)、読書

成功したこと……掃除、ジョギング(orウォーキング)、歯磨き

今さら歯磨きかよ! と呆れられたかもしれないが、私は10年くらい前まで歯磨きの習慣がなくて、正確には朝は歯磨きをするが寝る前には歯磨きをしていなかったのだ。それが今では食べた後、歯が汚れていると磨かないと気持ち悪い。一つの「習慣化」の成功例だと思っている。

この私の経験から、習慣化する技術は私にはあまり重要ではなく、重要なのは結局のところモチベーションと相性なんだと思った。その習慣化が自分にとって本当に必要か、自分の生活スタイルに合っているかで決まる。「意志の力」とよく言われるが「意志の力」でうまくいったことが私はあまりない。私は意志が弱いのだと思う。だから意志に頼ると失敗する。

そんな中、全くやったことがないジョギング(といっても大したものではない。太り気味のおばさん体型である)を、昨年6月から始め、半年で楽に続けられるようになった。

始めた当時はお腹の皮下脂肪を落とすことを目的で走っていた。走っても走ってもやせないのでだんだん距離が伸び、2時間走ることもあった。この頃は「モチベーションと相性」がわかっていなかったのである。走ることがそれほど好きなわけではない。速く走ってタイムをよくしたいわけでもない。走ったことで目に見えてやせるわけではない。結局のところ食生活を変えないとやせないのだから。この時点で、モチベーションが曖昧である。生活スタイルについても、主婦という立場上、仕事以外で2時間家を空けるのがもったいない気がする。一番時間がとれるのが朝、朝2時間はなかなかとれない。こういった状況がだんだんわかってきて、現在のスタイルーー毎日ではなく、天気が良く時間がある朝、30~40分走る又は歩く――になった。

なぜ続けられたのか? 今だからわかるコツ➀習慣が定着するまでは「毎日」行う ②習慣を自分に合う形に変えていく ③何か月も続けて効果が出なければやめる

➀習慣が定着するまでは「毎日」行う

「週に1回」「週末だけ」といった頻度では続かなかったと思う。最初だけでも律儀に毎日やってみることが大事である。私は初めは雨の日以外(小雨で走ったときもあった)とにかく毎日走ることを目標にしていた。3か月くらいすると続けることが楽になり、走らないほうが気持ちわるくなってきた。

②習慣を自分に合う形に変えていく

どんな習慣でも必ず「その人に適した方法」があるし、それはその人にしかわからない。有名な頭の良い○○さんがしていた方法だからといって自分に合うわけではない。結局のところ習慣化は、誰かの習慣を真似することではなくて、自分に合う習慣を探すプロセスなのだと思う。「毎日のジョギング」を習慣づけようとしても、方法は十人十色ありうる。実際に走ってみて、自分に一番よい走り方を探す。私は、早朝1時間弱くらい走るやり方が自分に合っていた。それを発見できたため、習慣化できた。

③何か月も続けて効果が出なければやめる

効果が出ないのは、自分に合う方法でないか、今の自分に必要ないかもしれない。私の場合、たとえば節約は習慣化しなかった。家計簿の管理に時間をかける気にならなかった。家計を細かく気にして食費を節約するという生活スタイルが合わなかった。それで、やめることにした。糖質制限ダイエットもやめた。子供がいる我が家では糖質制限は生活がしにくい。私の体も糖質を大目に食べたほうが調子がいい。何か月も続けなくても、もっと短期間で合わないことに気づけばやめればよい。意志が弱いわけでも何でもない。やめた後でやっぱり習慣化が必要な時期がくれば、また始めることもある。私の場合は英語学習がそうだった。やってはやめ、やってはやめ、を繰り返して結局は目指す資格を取得できた。やめることを恐れない。